お問い合わせ
DM

DMの費用相場とは。1通あたりの内訳と、発送方法ごとの比較

公開日:執筆:東京企画合同会社(先駆けくん運営)
DMの費用相場とは。1通あたりの内訳と、発送方法ごとの比較

DMの費用は、郵送料、封筒・封入・宛名の作業費、チラシの印刷費、送り先のリスト代の合計で決まります。1通あたりでいちばん大きいのは郵送料です。日本郵便の料金表(2026年10月時点)では、通常はがきが85円、定形郵便物(50gまで)が110円です。発送代行の公開料金では、A4チラシを封筒で送る場合に、封入・宛名・送料込みで500通以上なら1通105円、1万通以上なら80円(税抜、100gまで、封筒代は別)という例があります。

一度に2,000通以上送るなら広告郵便物の割引、通数が少ないなら複数社で送料を分け合う同封DM、というように、通数によって費用を抑える方法も変わります。

DMの費用の内訳

DMの費用は、大きく7つの費目に分けられます。自社ですべて手配する場合は、費目ごとに別の業者へ頼むことになります。

費目 内容 公開されている金額の例(2026年10月時点)
デザイン チラシ・はがきの制作 自社で作れば外注費はかからない。外注は制作会社の見積もりによる
印刷 チラシ・はがきの印刷 封入物の印刷1枚2.2円〜(DM発送代行センター)
封筒 封書で送る場合に必要 A4透明封筒1枚4.4円(同上)
封入・封緘 封筒に入れて閉じる 発送代行の1通あたりの料金に含まれる例がある
宛名 宛名ラベルの作成・貼付、直接印字 同上
郵送料 日本郵便・ヤマト運輸など 通常はがき85円、定形郵便物110円(日本郵便)
リスト代 送り先の会社名・住所 新設法人リスト1件12.0円(東京企画の試算に使った値)
DMの費用の内訳
準備
  • デザイン(自作か外注か)
  • チラシ・はがきの印刷
  • 送り先のリスト
発送作業
  • 封筒
  • 封入・封緘
  • 宛名ラベル・宛名印字
送料
  • 郵送料(はがき85円・定形110円)
  • 広告郵便物の割引が使えるか
1通あたりでいちばん大きいのは郵送料。送り方と割引で差がつく
先駆けくん

発送代行に頼むと、封入・宛名・送料をまとめた「1通いくら」の料金で見積もる形もあります。見積もりを比べるときは、どの費目が含まれているかをそろえて見ます。デザイン費は、自社で作るか外注するかで大きく変わります。

郵送料の比較(日本郵便・ヤマト運輸)

日本郵便の主な料金

種類 料金(税込) サイズ・重さ DMでの使い方
通常はがき 85円 はがきの規格 はがきDM
定形郵便物 110円(50gまで) 長さ14〜23.5cm、幅9〜12cm、厚さ1cmまで 長形3号などの封書
定形外郵便物(規格内) 140円(50gまで)、180円(100gまで) 長辺34cm・短辺25cm・厚さ3cm以内、1kgまで A4チラシを角形2号の封筒で
ゆうメール 190円(150gまで)、230円(250gまで) 34×25×3cm以内、1kgまで カタログなど冊子の印刷物

ゆうメールで送れるのは、冊子とした印刷物やCD・DVDなどで、信書は送れません。宛名を入れた案内状のように信書にあたるものは、定形郵便物などで送ります。信書の範囲は信書とDMの違いで紹介しています。

2024年以降の主な改定

郵送料は、ここ数年で何度も変わっています。

  • 2024年1月31日:ヤマト運輸の「クロネコDM便」が終了(ヤマトホールディングスの2023年6月の発表)。2024年2月から「クロネコゆうメール」に
  • 2024年10月1日:定形郵便物が84円(25gまで)・94円(50gまで)から110円(50gまで)に、通常はがきが63円から85円に(日本郵便の2024年6月の発表)
  • 2025年11月1日:ゆうメールの基本運賃を改定。150gまでが180円から190円に、1kgまでが360円から380円に
  • 2026年10月1日:バーコード付郵便物の割引率が、定形郵便物と通常はがきで3%から1%に。広告郵便物の割引に加算される分も同じく下がった(2026年7月の発表)

古い料金のまま試算すると、実際の費用とずれます。見積もりや比較記事を見るときは、いつ時点の料金かを確かめてください。

広告郵便物の割引

日本郵便の広告郵便物は、条件を満たすと郵送料が割り引かれる制度です。主な条件は次のとおりです。

  • 同じ内容の広告の印刷物であること。請求書のように内容が違うものや、あいさつ状、求人広告などは対象外
  • 一度に2,000通以上差し出すこと。月間割引は、同時に2,000通以上かつ1か月に1万通以上
  • 料金別納や料金後納などで支払うこと
  • 受取人の郵便区番号ごとに区分すること
  • 事前に見本を添えて承認を受けること
  • 届くまでに3日程度または7日程度余分にかかることを承諾すること

割引率は通数で変わります。差し出しの都度の基本割引率は次のとおりです(主な区分の抜粋)。

1回の差出通数 定形・定形外 はがき
2,000通〜 12% 8%
3,000通〜 15% 11%
5,000通〜 18% 14%
1万通〜 21% 17%
5万通〜 25% 21%
10万通〜 27% 23%
100万通〜 37% 33%
DMの郵送料の比較(1通あたり)
通常はがき
85円
定形郵便物(50gまで)
110円
定形外・規格内(50gまで)
140円
ゆうメール(150gまで)
190円
はがき・広告郵便の割引後
約57〜78円
定形・広告郵便の割引後
約69〜97円
出典:日本郵便 料金表・広告郵便物の割引率(2026年10月時点)。割引後は2,000通〜100万通の基本割引率で単純計算先駆けくん

たとえば定形郵便物を一度に3,000通出すと、単純計算で110円×(1−15%)=93.5円です。ただし、事前の承認や区分の手間がかかり、届くまでの日数も延びます。

ヤマト運輸のクロネコゆうメール

2024年2月に始まった「クロネコゆうメール」は、ヤマト運輸が集荷し、日本郵便が郵便受けに配達するサービスです。サイズは長辺34cm・短辺25cm・厚さ2cm以内、重さは1kg以内です。送れるのはカタログなどの印刷物やCD・DVDなどで、信書は送れません。料金は全国一律ですが、数量などの条件に応じて会社ごとに決まり、公式サイトに金額は載っていません(2026年10月時点)。利用には、ヤマト運輸との法人(掛売り)契約が必要です。

発送代行の料金の目安

封入や宛名の作業をまとめて頼むなら、発送代行の料金を見ます。公式サイトで料金を公開している例を2つ挙げます(2026年10月時点、税抜)。

サービス 公開料金(税抜) 含まれるもの・条件
DM発送代行センター(株式会社メディアボックス)「封筒に封入発送コース」 100gまでで、500通以上105.0円、1,000通以上95.0円、3,000通以上91.0円、1万通以上80.0円 封入・封緘、宛名ラベル、送料(ゆうメール便)。封筒代は別。2025年4月1日からの料金
ラクスル「ラクスルDM便」 1通45円〜 印刷から配送まで。1,000通以上で、配送先に一都三県および関西エリアを含むことが条件。信書ではないものだけ

DM発送代行センターの料金は、封入物が1点増えるごとに2円(200g以下)上がります。封筒は別料金で、同社のA4透明封筒は1枚4.4円です。ラクスルDM便は2026年2月の発表時点の料金で、一都三県と関西エリア以外はゆうメールで配送します。

「〜円から」という金額は、通数や重さ、地域などの条件がそろった場合の最安値です。見積もりでは、封筒・印刷・リスト代が含まれているかを確かめてから比べます。

1通あたりの計算例(自社手配と同封DM)

お断り先駆けくんも同封DMを提供しています。向かないケースも含めて書いています。

東京23区で1か月に設立される会社(約3,748社。帝国データバンクが2026年5月に公表した2025年の23区の新設法人数44,975社を12で割った月平均)に、A4チラシ1枚を送る場合で比べます。東京企画が2026年10月時点の公開情報をもとに試算したもので、どちらもチラシの印刷費は含みません。

項目 自社で手配した場合 先駆けくん 23区DMプラン
発送(封入・宛名・送料) 105円(発送代行の公開料金。500通以上・100gまで) 月額194,000円(税別)
封筒 4.4円 月額に含む
送り先のリスト 新設法人リスト12.0円 送った会社のリストをサービス上で確認できる
1通あたり 約121円 約52円(194,000円÷3,748通)
チラシ印刷費 含まない 含まない(チラシは広告主が用意)
自社で手配した場合と23区DMプランの1通あたり
自社で手配:約121円/通
  • 発送代行の公開料金 105円
  • 封筒 4.4円
  • 新設法人リスト 12.0円
  • チラシ印刷費は含まない
23区DMプラン:約52円/通
  • 月194,000円÷3,748通
  • 送った会社のリストを確認できる
  • チラシは広告主が用意する
  • チラシ印刷費は含まない
出典:東京企画の試算(2026年10月時点の公開情報をもとに作成。税別)先駆けくん

自社手配の発送費は、前の章で紹介した発送代行の公開料金のうち、500通以上・100gまでの区分で計算しています。新設法人は毎日公表されるため、毎週送ると1回あたり約940通(3,748通÷4週)になるからです。

差が出るのは、同封DMでは複数社のチラシを1つの封筒にまとめ、送料や封筒代を分け合うためです。料金プランには、23区DMプランのほかに、リストプラン(月額30,000円)と全国DMプラン(月額498,000円)があります(いずれも税別)。

一方で、同封DMには制約もあります。同封できるのはA4サイズまでの広告チラシ1枚で、信書は入れられません。他社のチラシと一緒に届き、送付先は対象エリアで新たに設立された会社です。既存の顧客や設立から時間がたった会社に送りたい場合、宛名を入れた案内状を送りたい場合は、自社で手配するDMが合います。

費用を抑える方法と、費用だけで決めない視点

サイズと重さを定形に収める

定形郵便物に収まれば110円ですが、定形外郵便物(規格内)になると50gまでで140円、100gまでで180円です。定形郵便物の条件は、長さ14〜23.5cm、幅9〜12cm、厚さ1cm、重さ50gまでです。A4チラシを折って長形3号の封筒に入れ、この範囲に収まれば定形郵便物として送れます。

2,000通以上なら広告郵便物の割引を使う

一度に2,000通以上送るなら、広告郵便物の割引で定形は12%、はがきは8%から下がります。事前の承認や郵便区番号ごとの区分が必要なため、区分の作業まで発送代行に頼めるかを確かめておくと手間が減ります。

通数が少ないなら同封DMも候補にする

2,000通に届かない場合は、広告郵便物の割引は使えません。少ない通数で送料を抑えたいなら、複数社で1つの封筒を使う同封DMも候補になります。

送り先の精度を上げる

宛先不明で戻ってくるDMや、対象外の会社に届くDMは、その分の費用がそのまま無駄になります。リストは新しいものを使い、業種や法人格で送り先を絞ります。1通あたりの単価は変わらなくても、無駄な送付が減れば、全体の費用は下がります。

1商談・1受注あたりで比べる

1通の安さだけでは、DMの良し悪しは決まりません。比べるべきは、1件の商談や受注にいくらかかったかです。

  • 1商談あたりの費用=1通あたりの費用÷商談化率
  • 1受注あたりの費用=1商談あたりの費用÷受注率

先駆けくんの利用例で、新規顧客の獲得に悩んでいた税理士事務所が23区DMプランを使ったケースは、商談化率0.42%・受注率20%でした。1通約52円をこの式に当てはめると、1商談あたり約1.2万円、1受注あたり約6.2万円です(チラシ印刷費は含まない)。実際の事例の実績値をもとにした計算で、成果を保証するものではありません。反応は商材やチラシの内容で変わり、自社だけの封筒で送るDMと同封DMとで同じになるとも限りません。反応率の目安はBtoBのDMの反応率で紹介しています。

よくある質問

DMは1通いくらで送れますか?

郵送料だけなら、日本郵便の料金(2026年10月時点)で通常はがき85円、定形郵便物110円です。ここに封筒・印刷・宛名・リストの費用が加わります。発送代行の公開料金では、A4チラシの封書で、封入・宛名・送料込みで500通以上なら1通105円、1万通以上なら80円(税抜、100gまで、封筒代は別)の例があります。

何通から広告郵便物の割引を使えますか?

差し出しの都度の割引は、一度に2,000通以上が条件です。月間割引は、同時に2,000通以上かつ1か月に1万通以上です。同じ内容の広告であることや、事前に承認を受けることなどの条件もあります。

はがきと封書はどちらが安いですか?

郵送料だけなら、はがき(85円)のほうが定形郵便物(110円)より安く、封筒や封入の費用もかかりません。ただし、はがきは載せられる情報が限られます。A4のチラシや資料を送りたい場合は、封書や発送代行のコースと比べて選びます。

同封DMが向かないのはどんな場合ですか?

宛名を入れた案内状などの信書を送りたい場合、A4サイズをこえる冊子やサンプルを送りたい場合、他社のチラシと一緒に届くのを避けたい場合です。先駆けくんの送付先は対象エリアで新たに設立された会社なので、既存の顧客や特定の会社だけに送りたい場合も、自社で手配するDMが合います。

まとめ

  • DMの費用は、郵送料・作業費・封筒や印刷・リスト代の合計です。1通あたりでいちばん大きいのは郵送料です。
  • 日本郵便の料金(2026年10月時点)は通常はがき85円、定形郵便物110円です。一度に2,000通以上で条件を満たせば、広告郵便物の割引で8〜37%下がります。
  • 郵送料は2024年以降も改定が続いているため、いつ時点の金額かを確かめて比べます。
  • 最後は1通の安さではなく、1商談・1受注あたりの費用で判断します。

あわせて読みたい

この記事は、新設法人向けDMサービス「先駆けくん」を運営する東京企画合同会社が書いています。